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この記事では、マッチングアプリ・出会い系サイトで起きた381の事件データをまとめています。
116の事件は概要を紹介し、残り265の事件は「事件記事の見出し・年月日・掲載面・リンク」をデータベースとしてまとめています。
特に有名な5つの事件を後ほど詳しく説明します。
それ以外の全ての事件は、以下のようにカテゴリごとに、別のページでまとめています。
殺人
マッチングアプリの殺人事件・日本&海外の14例―出会系サイトの事例含む詐欺
マッチングアプリの詐欺事件46例 |手口・特徴・外国人の国際ロマンス詐欺等窃盗・強盗・ぼったくり・不正勧誘など
マッチングアプリの事件|窃盗・強盗・ぼったくり・不正勧誘・悪徳商法等24例また、特に有名なTinder(ティンダー)で起きた大阪の事件については、下の記事でまとめています。
マッチングアプリ・Tinderの事件|大阪民泊外国人・兵庫県女性殺害事件
加えて有名な滋賀県のマッチングアプリの事件については、下の記事でまとめています。
滋賀県のマッチングアプリ事件|愛荘町同居男性虐待殺害事件
その他の代表的な事件や特定のトピックスは、それぞれ以下のリンク先で紹介しています。
特に殺人事件については被害者の方々のご冥福をお祈りし、詐欺事件などは一刻も早く犯人が逮捕されることを願います。
各種の事件に関しても、被害者の方々の心痛を推察しつつ、今後同様の事件が起きないことを願います。
ここで事件の情報や犯行の手口を共有し、アプリ利用者の方々の安全につなげることが、この記事の公開の目的です。
監修・執筆(共著):ウラノけいすけ(経済誌記者・元新聞記者・認定心理士)
ウラノけいすけ
- マッチングアプリでは事件も一定数起きている
- 特に多いのは詐欺で、継続的に起きている
- 詐欺の種類は結婚詐欺・投資詐欺などが特に多い
- 殺人事件は印象は強いものの件数は少ない
- 女性に睡眠導入剤を用いる事件も多く要注意
- 事件の被害に遭わないためには監視が徹底しているアプリを使うことが重要
- 国内最大手のペアーズなら24時間365日体制のパトロールが徹底している
- 犯罪学の「割れ窓理論」からも、日頃の監視が徹底しているアプリは安心
- 安全に出会いを探したい人にはまずタップルがおすすめ
好きなところから読む
マッチングアプリの事件・ジャンル別全116件一覧
ここで解説していない265の事件はこちらのデータベースで一覧にしています。
性犯罪の事件36例はセンシティブなため、別記事でまとめています。
(この表の一覧の最後でリンクを貼っています)
- それぞれ「殺人・詐欺」など、個別にまとめたページの、該当の段落にジャンプします
- 一部の主な事件は、当ページ内のそれぞれの段落にジャンプします
リンクをタップすると、カテゴリ別の事件が一覧になります。
合計116件
カテゴリ | 件数 |
---|---|
殺人 | 14件 |
詐欺(結婚・国際ロマンス) | 15件 |
詐欺(投資系) | 13件 |
詐欺(その他) | 18件 |
窃盗・強盗・恐喝・暴力 | 12件 |
ぼったくり・不正勧誘・悪徳商法 | 7件 |
その他の事件 | 5件 |
殺人(14件)
カテゴリ・事件名 | 件数・時期 |
---|---|
有名な事件 | 5件 |
大阪民泊バラバラ殺人事件 | 2018年2月 |
池袋ホテル「パパ活」殺人事件 | 2022年1月 |
滋賀県同居男性虐待殺害事件 | 2020年11月 |
豊洲タワマン3歳児虐待殺人事件 | 2019年12月 |
マッチドットコム・木嶋佳苗事件 | 09年8月 |
日本の事件 | 6件 |
大阪3歳児熱湯虐待殺害事件 | 2021年11月 |
兵庫県女性絞殺遺棄事件 | 2021年11月 |
群馬・自殺志願女性強盗殺人事件 | 2020年8月 |
保育士男性・別荘女性遺体遺棄事件 | 2020年9月 |
栃木出会い系殺人・死体遺棄事件 | 15年6月 |
婚活サイト強盗殺人事件 | 13年3月 |
海外の事件 | 3件 |
米トランスジェンダー殺人事件 | 2021年6月 |
米国クリスマス地下室殺人事件 | 2019年12月 |
バージニア州女性連続殺害事件 | 2022年1月 |
詐欺(結婚・国際ロマンス=15件)
高齢男性退職金3億円詐取事件2021年10月ボイチェン暗号通貨詐欺件2021年10月36歳女性1億1500万円結婚詐欺事件2022年2月
カテゴリ・事件名 | 件数・時期 |
---|---|
代表的事件 | 3件 |
結婚詐欺 | 4件 |
婚活アプリ45股詐欺事件 | 2021年4月 |
婚活アプリ4000万詐取事件 | 2020年8月 |
同棲費用100万円詐取事件 | 2020年6月 |
消防士600万結婚詐欺事件 | 2019年2月 |
国際ロマンス詐欺 | 8件 |
香港人女性・会社社長1600万円詐取事件 | 2022年3月 |
台湾人女性FX3000万詐取事件 | 2021年6月 |
イタリア人1100万詐取事件 | 2021年7月 |
韓国人男性投資詐欺事件 | 2021年4月 |
香港女性ビットコイン詐取事件 | 2022年1月 |
「投資商品を購入するだけで稼げる」自称アジア系女性、40代男性から330万円詐取(佐賀) | 2021年3月 |
佐賀30代女性・自称韓国人男性から2,400万円詐欺被害 | 2021年4月 |
自称韓国人経営者、30代女性から500万円詐取(2022年3月) | 2022年3月 |
詐欺(投資系=13件)
カテゴリ・事件名 | 件数・時期 |
---|---|
仮想通貨・ビットコイン | 5件 |
アークキャッシュ20億円詐取事件 | 2022年1月 |
会社役員2名・3億円仮想通貨詐取疑惑 | 2022年3月 |
仮想通貨1000万円詐取事件 | 2021年10月 |
ビットコイン900万円詐取事件 | 2021年8月 |
仮想通貨320万詐取事件 | 2021年7月 |
FX投資 | 5件 |
大津市45歳男性755万円詐欺被害 | 2022年3月 |
京都府FX投資詐欺事件 | 2022年1月 |
外国籍女性によるFX投資2200万円詐取事件 | 2021年11月 |
FX・投資指南「初期費用」で70万円詐取・京都 | 2022年1月 |
ビジネスマッチングサービス『リンクトイン』で投資詐欺被害 | 2020年12月 |
投資(仮想通貨・FX以外) | 3件 |
元SKE48・山田樹奈被告投資詐欺250万円詐取 | 2021年12月 |
20代男女2名・投資詐欺で150人から2億円以上詐取 | 2021年10月 |
会員数千人投資スクール・マルチ商法で十数億円被害・福岡 | 2021年8月 |
詐欺(その他=18件)
カテゴリ・事件名 | 件数・時期 |
---|---|
資産家・富裕層偽装系 | 4件 |
自称資産家1000万円詐取事件 | 2020年8月 |
兵庫県480万円詐取事件 | 2021年11月 |
自称商社部長・航空券詐取事件 | 2021年6月 |
「チャーター便手配」1070万円詐欺・札幌 | 2021年7月 |
カード詐欺・不正使用 | 3件 |
カード不正使用22万円スイート宿泊事件 | 2020年4月 |
【東京北区】クレジットカード不正使用33万円 | 2020年5月 |
「倍にして返す」カード詐取の手口で女性100人を騙す | 2020年8月 |
紛失偽装系 | 3件 |
「カード紛失」278万円詐取事件 | 2021年9月 |
「財布紛失」連続詐取事件 | 2019年2月 |
「財布なくした」「和解金必要」30歳女性75万円詐取・群馬 | 2022年1月 |
その他 | 8件 |
偽装結婚ブローカー事件 | 2021年5月 |
5000万サクラ詐欺事件 | 2017年10月 |
偽札で女性に1万円渡す、ホテルで行為後・静岡 | 2021年7月 |
無職30歳男性・29歳女性から300万詐取・京都 | 2022年1月 |
広島県警装いLINE、女性にいやがらせ | 2021年12月 |
アカウント1万5000件を売春組織への販売目的で不正作成 | 2022年3月 |
「マッチングアプリで88万円未払い」架空請求詐欺(茨城) | 2022年3月 |
マッチングアプリ未払いを語る不正請求で267万円詐取・茨城 | 2022年3月 |
窃盗・強盗・恐喝・暴力(12件)
カテゴリ・事件名 | 件数・時期 |
---|---|
窃盗事件 | 4件 |
パパ活3500万連続窃盗事件 | 2021年9月 |
30代女性2名ホテル現金窃盗事件 | 2021年5月 |
19歳男性・10代女性ホテル窃盗事件 | 2022年1月 |
ペアーズ2万4000円窃盗事件 | 2021年8月 |
強盗・恐喝 | 4件 |
大阪・ネカマ男性3名強盗事件 | 2021年6月 |
飲酒運転誘導当たり屋恐喝事件 | 2021年1月 |
夫婦2人がタッグで強盗致傷、妻が呼び出し夫が犯行・福岡 | 2021年7月 |
女性の顔面殴り1週間の怪我、現金43万円奪う・大分 | 2021年11月 |
暴力事件 | 4件 |
宮崎・金属棒殴打強盗致傷事件 | 2022年4月 |
札幌・20代女性巡査男性傷害 | 2021年12月 |
町田・車内強盗致傷事件 | 2020年8月 |
出会系アプリで知り合った男女が3歳児を虐待し殺害・福岡 | 2021年11月 |
ぼったくり・不正勧誘・悪徳商法(7件)
カテゴリ・事件名 | 件数・時期 |
---|---|
ぼったくり・不正接客 | 4件 |
連続美人局ぼったくり事件 | 2022年1月 |
歌舞伎町ホスト120万ぼったくり事件 | 2020年6月 |
歌舞伎町女子高生接客バー摘発事件 | 2021年2月 |
横浜18万円ぼったくり現場で警官規制できず | 2020年9月 |
不正勧誘・悪徳商法 | 3件 |
大阪・AV出演違法勧誘事件 | 2021年10月 |
ダイビングスクール違法勧誘事件 | 2018年5月 |
京都府職員マルチ違法勧誘事件 | 2021年11月 |
その他の事件(5件)
カテゴリ・事件名 | 件数・時期 |
---|---|
奈良・女子中学生誘拐事件 | 2021年2月 |
マンションで大麻を住み込み栽培・アプリでメンバー集める・福岡 | 2021年10月 |
無断で中絶薬投与、交際相手の20代女性流産・福岡 | 2021年9月 |
タップルYoutuber「釣り」事件 | 2018年3月 |
Omiai個人情流出事件 | 2021年4月 |
(性犯罪36件のみ、こちらの記事でまとめています)↓
マッチングアプリ・出会系サイト 性犯罪事件36例|性的暴行・強制猥褻・児童買春など
【2023年】マッチングアプリの事件ニュース一覧
2023年に発生したマッチングアプリの事件では、以下のニュースが報道されています。
- 【2/13】人気YouTuber・禁断ボーイズ元メンバーが売春防止法違反で逮捕(愛知)
- 【2/5】女性に暴行&殺人未遂・逃亡中もアプリを続けて使用(米オレゴン州)
それぞれの事件について詳しく紹介していきます。
【2/13】人気YouTuber・禁断ボーイズ元メンバーが売春防止法違反で逮捕(愛知)
【参考】元ユーチューバーを売春防止法違反の疑いで逮捕 名古屋|NHK
2023年2月13日報道。
事件が発生したのは2021年〜2023年にかけての約2年半です。
この日に逮捕が報道されたのは、27歳の元YouTuber男性で、逮捕時点では東京都・新宿でアルバイトとして働いていました。
この事件ではすでに先に4人が逮捕されており、元YouTuberの男性は追加で逮捕された「5人目」となります。
容疑は、マッチングアプリで男性客を募り、女性らに売春をさせたというもの。
このグループは2023年1月までの2年半あまりの活動で、約1億7,000万円を違法に売り上げた疑いが持たれています。
(5名はいずれも容疑を認めています)
逮捕された元YouTuberの男性は、女性になりすまして男性客にメッセージを送る役割だったということ。
いわゆる「サクラ」ですが、この事件では本人確認だけは女性が実際に行っていた可能性があります。
(出会い系アプリではなくメジャーなマッチングアプリを使っていた場合)
元YouTuberの男性・森衡平容疑者は、昨年までチャンネル登録者数170万人超の人気グループ『禁断ボーイズ』のメンバーでした。
「モーリー」の相性で知られており、彼の名は知らない人でも「禁断ボーイズ」の名前は聞いたことがあるでしょう。
禁断ボーイズは2022年に解散し、それ以降はモーリー氏も収入を得られなくなったということです。
警察の調査に対して氏は容疑を認めており、動機について「YouTuberをやめて金が稼げなくなった」と語っているといいます。
【参考】「金が稼げなくなった」元人気YouTuber「禁断ボーイズ」27歳男を逮捕 女性になりすまして売春あっせん|Yahoo!JAPANニュース
(言い逃れが難しい状況という可能性もありますが、モーリー氏も含めて全員が正直に容疑を認めている点には、更生の可能性も感じられます)
著名人の逮捕といえば、芸能人の薬物関係が特に話題になりますが、YouTuberの「淘汰の時代」が来たことで、今後は有名なYouTuberの方々でも、このような報道が再び起こる可能性があります。
【2/5】女性に暴行&殺人未遂・逃亡中もアプリを続けて使用(米オレゴン州)
【参考】「非常に危険な人物」マッチングアプリ使用しながら逃亡…女性暴行の残忍な容疑者 米・オレゴン州|Yahoo!JAPANニュース
2023年2月5日報道。
アメリカ北西部・オレゴン州の事件ですが、現地の警察が「非常に危険な人物」と語る悪質な容疑者で、日本のメディアでも広く取り上げられています。
事件が発生したのは、2023年1月24日。
容疑者の男性、ベンジャミン・フォスター(36歳)は、マッチングアプリで知り合った女性の自宅を訪れ、その自宅で女性を縛って監禁。
女性が瀕死の状態になるまで残忍な暴行を加えました。
通報で駆けつけた警察が女性を発見し、女性は病院に運ばれたものの現在も重体。
一命はとりとめたため「殺人未遂・誘拐暴行」の容疑でフォスター容疑者が指名手配されました。
2日後の26日に警察は一度容疑者を発見したものの、容疑者は逃亡。
その付近で2人の男性が鈍器で殴られ死亡しているのが発見されました(フォスター容疑者の犯行と見られています)。
通常はこのまま遠くに逃げるところですが、容疑者はさらに被害者女性の自宅に戻り、女性の自宅に潜伏。
これが目的行元によって明らかになり、31日に警察が容疑者が潜伏する女性宅を包囲しました。
中から銃声が聞こえたため、警察が踏み込んだところ、床下で倒れている容疑者が見つかったということです。
(おそらく銃で自殺を図ったものと見られます)
容疑者は病院に運ばれたものの、その後に死亡しました。
最初の女性への暴行・殺人未遂だけでも凶悪ですが、逃亡中に2人の男性を殺害し、さらにまた女性宅に戻ってくるという点が、警察から「非常に危険な人物」とコメントされた理由でもあるでしょう。
(被害者女性が自宅に戻っていたら、再び監禁し、人質に取るつもりだったと思われます)
そして、このフォスター容疑者は逃亡中もマッチングアプリを利用しており、事件を知らずに別の女性が容疑者と会ったら、さらなる被害者が出ていた可能性があります。
このため、容疑者の逃走中も、警察は容疑者のアプリ使用について、マッチングアプリのユーザーへの注意を呼びかけていました。
なお、フォスター容疑者は過去にも女性に対する暴行容疑で、2回の有罪判決を受けています。
そのうち1名の女性は2週間監禁され、脱出して保護された時には肋骨が7本折れ、顔も含めて全身に怪我があったといいます。
日本でここまで危険な人物と遭遇することはめったにありませんが、特にアメリカなどの海外でマッチングアプリを使う時は、くれぐれも慎重に利用するようにしてください。
【2/4】FX詐欺・彦根市50歳会社員女性から760万円詐取(滋賀県)
【参考】「FXで副収入を」760万円詐取被害 マッチングアプリで知り合う|京都新聞
2023年2月4日報道。
事件が発生したのは、2023年1月11日〜28日の間で、場所は滋賀県彦根市です。
被害者は彦根市に住む会社員女性(50歳)で、加害者は不明で現在調査中。
女性と加害者はマッチングアプリで知り合い、加害者は男性を名乗っていました。
(おそらく実際に男性でしょうが、年齢や居住地などは虚偽の可能性が高いでしょう)
被害金額は760万円で、手口は「FX詐欺」です。
男性は女性に対して、LINEで以下のようなメッセージを送り、FXに勧誘したとされています。
- 「FXをして副収入を得ている」
- 「将来の2人のためにもFXをしないか」
このように勧誘され、女性は指定された口座へ複数回にわたって現金を振り込んだということです。
その後、女性が振り込んだお金や利益分の支払いを求めたものの、男性が応じなかったことから女性が不審に思い警察に相談。
この相談で被害が発覚し、滋賀県警は現在詐欺事件として調査を進めています。
■この事件から得られる教訓
- FXでも暗号資産でも、とにかくマッチングアプリで知り合った相手にお金を払ってはいけない
- 自分が勧めた儲け話を断られて気を悪くする人間とは、最初から付き合うべきではない(女性でも男性でも)
- マッチングアプリで出た儲け話は全て詐欺なので、相手がどれだけ魅力的でも必ず断る
マッチングアプリの事件(特に有名な5件)
大阪民泊バラバラ殺人事件(18年2月)
2018年2月26日報道(デイリー新潮)。
兵庫県三田市の会社員女性(27歳)が、米国人男性(26歳)によって殺害された事件です。
現場は大阪市内の民泊施設で、容疑者は女性の遺体をバラバラにし、雑木林や住宅街の裏山に遺棄していました。
逮捕時にはスーツケースに女性の頭部を詰めて持ち運んでいたといいます。
容疑者と女性が出会ったアプリは『Tinder』。
容疑者は女性に対して、強引に「会いたい。自宅まで行く」と迫っていたといいます。
女性が「無理だから私から行く」と、大阪まで会いにいったところ、事件が発生したということです。
2019年1月、容疑者に対して懲役8年が言い渡されました(朝日新聞)。
池袋ホテル「パパ活」殺人事件(22年1月)
池袋のラブホテルで、2022(令和4)年1月21日、82歳の男性が容疑者F(24歳女性)に殺害された事件です。2人は「パパ活」目的でホテルに入り、室内でトラブルとなり、容疑者Fが護身用にカッターナイフで男性を切りつけて殺害に至ったとされています。
翌22日には、容疑者Fと、Fの逃亡を助けた2人の男(K兄弟)が逮捕されました。防犯カメラから足取りがつかめていたとのことです。この事件は闇が深く、男性がマッチングアプリを使用する際には知っておくべき注意点がいくつも含まれた事件です。
被害者の82歳男性と容疑者F(24歳女性)
被害者の82歳男性は、ひとり暮らしで、現役の建設作業員。仕事仲間からの信頼も厚かったようですが、池袋界隈では頻繁に若い女性と「パパ活」を繰り返す高齢者として、有名でした。
近年、高齢者のマッチングアプリ利用や「パパ活」が増えていて、そのなかで起こった典型的な事件です。
容疑者F(24歳女性)は、飲食店従業員などをしていましたが、当時は無職。お金に困っており、「パパ活」で生計を立てていました。
彼女は、K兄弟の兄(29歳)と元恋人関係と報道されていますが、このK兄は、マッチングアプリで複数の偽アカウントを運用してパパ活男性を募集し、マッチングした男性に、自分の支配下にある女性を派遣するという、疑似風俗業を行っていたようです。
容疑者F(24歳女性)の背後にいたK兄弟
出典:ANNニュース(1月22日報道)
K兄と容疑者Fはオンラインゲーム上で知り合いました。一時期、恋人関係にあったにせよ、その後は「容疑者Fの好意を利用してパパ活をさせ、お金を搾取する」関係にありました。
K兄の疑似風俗業は、それほど手広いものではなかったようですが、現在、この手の業者が増えています。若い女性の「拾い画」を使って偽アカウントを作り、実際は全くの別人を派遣してパパ活をさせる詐欺行為です。
本人確認が杜撰なマッチングアプリも多くあるのです。なかには大規模に展開している組織(半グレなどが絡む)、中国系の組織もあるので、くれぐれも注意してください。
なぜ事件が起こったか
容疑者Fは、82歳男性がシャワーに入った隙に、財布からお金を盗もうとしてトラブルになりました。
容疑者Fは、「トラブルになりかっとなって刺した」「(カッターナイフ)は普段から持ち歩いている」と供述しています。密室でのトラブルには注意が必要です。
[box class="box28" title="▼この事件の教訓──利用者は何を学ぶべき?"]- パパ活女性の背後に半グレや業者などがいる場合があるので注意する。
- アプリの写真と違う女性が来たら、合ったその場で断るのがベスト。事前に「写真と違ったら3,000円で解散」などの約束をしておくのがベター。
- ホテル内でシャワーやトイレなどに入る際は、貴重品を携帯する。貴重品に目が届かない時間を作らない。
- 密室内でのトラブルを避ける。特に相手を激高させないように注意する。
参考
[list class="li-check li-mainbdr main-c-before"]高齢男性退職金3億円詐取事件(21年10月)
出典:NEWSポストセブン
2021(令和3)年9月、大阪府八尾市在住の無職・西村恵梨奈容疑者(27歳)と自称投資家・吉田清一容疑者(50歳)が、マッチングアプリで出会った高齢男性から1600万円を騙し取ったとして逮捕されました。
西村容疑者は、公立大学の医学部看護学科を卒業し、大学附属病院の看護師を経て、大手企業で保健師として勤務していました。
西村容疑者は、「さき」と名乗って10種類以上のマッチングアプリ(パパ活アプリが主)を駆使し、多数の男性から多額の金銭を借りていました。
詐欺行為は2020年5月から始まり、被害者は40人以上、被害総額は3億円にのぼるとみられています。
被害者のほとんどは60代以上です。
この事件は、高齢者を狙った新たな特殊詐欺(不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪)であり、女性容疑者を背後で操る人物がいるなど、マッチングアプリを利用した詐欺事件の1つの典型例として重要な事件です。
高齢者の退職金を狙った詐欺事件
西村容疑者は、マッチングアプリのプロフィールで「年上の方が大好き」「65歳の男性とお付き合いしていた」などと謳っていました。
マッチングした男性と実際に会うのは、通話で相手の退職金の額を聞き出してからでした。
対面すると、看護師免許を見せながら
- 「奨学金や銀行のカードローンの返済がある」
- 「借金を返せないと復職できない」
- 「弟が奨学金を借りるために、自分が奨学金を先に返済しないといけない」
などの理由で同情を買い、金銭を借りていました。
被害者の最高齢は79歳で、複数回にわたって5000万円以上を渡した男性もいました。
被害者は関西だけでなく、関東にもいるとのことです。
西村容疑者は、お金を受け取ると、近くのビジネスホテルや自宅マンションに男性を招き入れ、パパ活行為を行っていました。
これらを指示したのが、吉田容疑者とみられています。
出典:ABCテレビニュース(2021年9月28日放送)
吉田容疑者と西村容疑者の関係
吉田容疑者は、西村容疑者の大学時代のアルバイト先の元上司で、男女の関係ではないとのことです。
吉田容疑者は、他にも複数の女性を使って同様の行為をさせていた疑いがあり、現在、余罪を調査中です。
西村容疑者の人物像
同じマンションの住人の話によると、西村容疑者はやせ型で、おとなしめの普通の女性という印象だったそうです。
風貌も派手ではなく、質素ないでたち。
部屋に頻繁に高齢男性を連れ込んでいたので、目立っていたとのことです。
西村容疑者には、同種の事件でありがちな「ホストや地下アイドルに貢いでいた」という情報はありません。
多額の借金があったようですが、その理由は不明です。
▼この事件の教訓──利用者は何を学ぶべき?
- 退職金の額や資産などを絶対に教えない。
- 「年上が好き」「かなり年上の男性と実際に付き合っていた」などは釣り文句の可能性が高いので要注意。
- どのような理由であっても金銭を貸さない。詐欺だけでなく返済でトラブルになる可能性がある。
- 相手の風貌、職業や国家資格免許などで相手を信用しない。
レオ
しかも清楚系の女性だったら話を聞いてしまうかも……
どんな理由があったんでしょう……
マナ
参考記事
- NEWSポストセブン「マッチングアプリ使い3億円奪った27歳女 狙いは『高齢者の退職金』」(2021年10月15日)
- 夕刊フジ「マッチングアプリで高齢者から3億円奪った27歳元看護師」(2021年10月15日付記事)
- ABCテレビニュース(2021年9月28日放送)
ボイチェン暗号通貨詐欺件(21年10月)
出典:ABCニュース
2021(令和3)年11月、暗号資産(仮想通貨)の無登録販売で大阪府警に逮捕されていた東京の投資関連会社社長・山田大紀容疑者(26歳)ら6人が詐欺容疑で再逮捕されました。
6人は2019年8月から翌年9月にかけて、独自開発した無価値の暗号資産を「将来必ず値上がりする」などと嘘をつき、マッチングアプリで出会った30~40代の男性5人からビットコインなど約1億1113万円相当を騙し取った容疑がかけられています。
容疑者らの大半は男性で、女性になりすましてマッチングアプリに登録して男性と接触、ボイスチェンジャーアプリで声と変えて通話し勧誘していました。
余罪は多数あり、約1,500人から仮想通貨や現金、計20億円近くを詐取。
今までに類をみない、マッチングアプリを利用した巨額詐欺事件です。
騙しの手口
女性になりすましたアカウントの1つは「ちか」という名前。
容姿端麗で、手作りらしいクッキーを顔に近づけながら微笑み、プロフィールには年収1500万円、トレーダーとありました。
マッチング後は、毎日LINEや通話でやりとりをしてきたと言います。
投資話はすぐに始めてきたようです。
「最初は私と同じ通貨から初めてみたら? その方が利益に繋がりやすいと思うし」
「(勧めたインチキ仮想通貨)は、とにかく今、ビットコイン以来の期待できる通貨だよ。怪しいと思って手を出さないのは普通の人、成功する人は買うよね、私みたいになれるよ」
「これからアジアの通貨の中心になるよ」
こんな口車で、恋愛感情を利用して男性から多額の現金を集めていました。
ある程度、現金を手に入れると、次第に連絡が少なくなり、途中で「会いたい」と言ってもコロナ過を理由に断られ、2~3か月すると連絡が途絶えたといいます。
1人で5000万円以上騙し取られたケースもあるそうです。
山田夫妻による組織的犯行
逮捕されたのは山田容疑者と、妻の山田笑花容疑者(30歳)を含む6人ですが、グループは50人以上いました。SNSなどで集めた若者です。
山田大紀容疑者(左)と山田笑花容疑者(右)
出典:文春オンライン
マッチングアプリで男性を誘い込む手口は、山田大紀容疑者が考え、定期的に複数名のグループリーダーに講習会を開き、やり方を指導していました。
山田夫妻は騙し取ったお金で、毎日豪遊していたとのことです。
- 出会った相手から投資話を勧められたら詐欺の可能性が高い。
- 相手がボイスチェンジャーを使った男性(女性)である可能性を考える。
- 実際に会った相手も過度に信用しない。会っていない相手ならなおさら信用しない。
- 「会いたい」と言って断られたら、ビデオ通話での会話を求めてみる。
マナ
よーた
参考資料
36歳女性1億1500万円結婚詐欺事件(22年2月)
出典:京都新聞(2月9日報道)
京都府の女性(36歳)が、マッチングアプリで知り合った東京都の会社社長の男(容疑者О・34歳)に投資話を持ちかけられ、合計1億1500万円を騙し取られた事件です。
女性と容疑者Оは2021(令和3)年の3月にマッチング。その後、交際をスタートしますが、容疑者Оは、女性に嘘の名前や住所、経歴を伝え、しかも既婚者であることも隠していました。
そして、女性に結婚の約束をしたうえで、外国為替証拠金取引(FX)投資に誘い、元本保証と毎月の配当金支払いを約束し、お金を騙し取りました。使われたのは「P」の頭文字のアプリです。
この事件は、被害金額の大きさに注目が集まりました。
女性は元々銀座でホステスをしていて、コロナ禍をきっかけにホステスを辞め、京都に移り住んでしました。容疑者Оの「慶応に幼稚舎から通っている」「六本木・恵比寿・新宿にマンションがあり、不労所得が月に950万円」「預金が20億円」などの言葉を信じ、お金を騙し取られることになります。
実際に会った容疑者Оが、高級ブランドで身を固め、新幹線もグリーン車を使うなどしていたために、それを信じてしまったとのことです。
容疑者Оは交際中、被害者女性から資産を聞き出しました。女性は「貯金1億、株1億5000万、不動産5000万」と保有資産を伝えてしまったそうです。「栃木出会い系殺人・死体遺棄事件(15年6月)」 でもそうでしたが、預貯金などの資産額は絶対に誰にも伝えないようにしましょう。
また、容疑者Оの被害に遭った女性は、多数存在する模様です。「東京○○」などのアプリも使用していた模様です。Twitterに「被害者の会 」というアカウント(@BbmYqeTI14H8X7s)が存在します。
- 預貯金などの資産額を絶対に誰にも伝えない。
- 交際が進んだら、名前・住所などの個人情報を確認しよう。
参考
自宅で起きたマッチングアプリの殺人事件
マッチングアプリ事件の中でも、特に「自宅で起きた殺人事件」を知りたいという需要は強い。
(自宅に相手を呼ぶ危険性などを確かめる上で、重要なことである)
自宅で起きた殺人事件は実はほとんどなく、日本ではほとんどが「外」で起きている。
自宅で起きた事件は、以下のように3つとも「虐待関係」である。
それぞれの事件の概要を説明する。
滋賀県同居男性虐待殺害事件
出典:55歳女性が25歳男性を殺害した事件で判明「衝撃不倫の過去」|FRIDAY
2019年10月25日に、滋賀県愛荘町のアパートで発生した事件。
アパートは加害者女性・小林久美子被告(56歳)の自宅であり、被害者男性(当時25歳)は、加害者と同居していた。
そして、この自宅にはもう1名の加害者(当時19歳)も同居していた。
殺害に至るまでの約半年間、加害者2名によって、被害者男性が虐待を受け続けていた。
同居に至った経緯は、以下のとおりである。
- 被害者男性は、以前30代女性と同棲していた
- その女性が、小林久美子被告の娘だった
- その娘と男性が別れた
- 住む場所がなくなった男性を、小林被告が住まわせた
- 小林被告の自宅には、男女を問わず多くの若者が、昔から居候していた
同居の経緯も含め、この事件の詳細は下の記事でまとめている。
(被害者男性と加害者らはマッチングアプリで出会ったわけではない。しかし、加害者がマッチングアプリで「多くの男性と出会っていた」という報道から、マッチングアプリ関連の事件とされることが多い)
滋賀県のマッチングアプリ事件|愛荘町同居男性虐待殺害事件豊洲タワーマンション3歳児虐待殺人事件
出典:デイリー新潮
豊洲のタワーマンションに住む女性の自宅で、女性の息子である3歳の男児が、虐待によって殺害された事件。
犯人は女性と交際し、内縁関係にあった渡辺雄二容疑者(34歳)である。
渡辺容疑者と女性は、マッチングアプリを通じて知り合った。
事件発生当時、女性は海外に出張しており、自宅には殺された3歳の隆太郎くんと、渡辺容疑者のみが「留守番」をする形であった。
出典:男児の肺に水、暴行後に水死偽装か 豊洲の3歳児死亡|朝日新聞デジタル
事件は、渡辺容疑者が119番に通報したことで発覚。
「幼児が風呂で浮いている」という通報だったという。
当初は事故死と見られていたが、司法解剖によって、肺に「水ではなく多量の血が溜まっていた」ことが発覚。
警察が「死因は腹部への暴行」と断定し、溺死を装った渡辺容疑者を逮捕したという。
【参考】豊洲タワマンで内縁夫に3歳息子を虐待され殺された母が書いた「育児本」の中身
女性の自宅周辺に住む住民の方々は、殺害された隆太郎くんについて「階段をよいしょ、よいしょって言いながら登る姿が可愛くて、近所のアイドルでした」と、週刊新潮記者の取材に対して語ったという。
【参考】同記事・2ページ目
大阪3歳児熱湯虐待殺害事件
出典:文春オンライン
2021年8月31日に大阪府で、当時3歳の男児が虐待を受けて殺害された事件。
加害者は男児の母親である行歩寿希容疑者(当時23歳)と、松原拓海被告(当時24歳)である。
両容疑者は、マッチングアプリもしくは出会い系アプリで出会ったという。
出典:文春オンライン
・「マッチングアプリ」という表記
⇒《大阪3歳男児“熱湯虐待”殺害》逮捕の母が抱えた“男性依存”という闇 「とにかく男が『やれ』と言えば何でもやってしまう性格でした」|Yahoo! JAPANニュース
・「出会い系アプリ」という表記
⇒「熱湯を浴びた後に『ぎゃあーっ』と2度の悲鳴が…」大阪3歳児殺害“届かなかったSOS”と3カ月前にあった“事件の前兆”|文春オンライン
出典:文春オンライン
事件現場は、大阪府摂津市にある加害者の自宅マンションであった(写真)。
男性側・松原容疑者が殺された桜利斗(おりと)ちゃんについて「意識、呼吸がない」と119番通報をしたという。
司法解剖の結果、死因は「熱傷性ショック」と判明。
松原容疑者と行歩容疑者が、桜利斗ちゃんに熱湯を浴びせたことが原因という。
同じマンションの住民らは、男児が泣き叫ぶ声を聞いていたという。
【参考】コロナ影響?守れなかった3歳の命 熱湯事件、母は「ネグレクト」|時事ドットコム
【2023年】マッチングアプリの事件ニュース一覧(2/18更新)
2023年に発生したマッチングアプリの事件では、以下のニュースが報道されています。
- 【2/13】人気YouTuber・禁断ボーイズ元メンバーが売春防止法違反で逮捕(愛知)
- 【2/5】女性に暴行&殺人未遂・逃亡中もアプリを続けて使用(米オレゴン州)
それぞれの事件について詳しく紹介していきます。
【2/13】人気YouTuber・禁断ボーイズ元メンバーが売春防止法違反で逮捕(愛知)
【参考】元ユーチューバーを売春防止法違反の疑いで逮捕 名古屋|NHK
2023年2月13日報道。
事件が発生したのは2021年〜2023年にかけての約2年半です。
この日に逮捕が報道されたのは、27歳の元YouTuber男性で、逮捕時点では東京都・新宿でアルバイトとして働いていました。
この事件ではすでに先に4人が逮捕されており、元YouTuberの男性は追加で逮捕された「5人目」となります。
容疑は、マッチングアプリで男性客を募り、女性らに売春をさせたというもの。
このグループは2023年1月までの2年半あまりの活動で、約1億7,000万円を違法に売り上げた疑いが持たれています。
(5名はいずれも容疑を認めています)
逮捕された元YouTuberの男性は、女性になりすまして男性客にメッセージを送る役割だったということ。
いわゆる「サクラ」ですが、この事件では本人確認だけは女性が実際に行っていた可能性があります。
(出会い系アプリではなくメジャーなマッチングアプリを使っていた場合)
元YouTuberの男性・森衡平容疑者は、昨年までチャンネル登録者数170万人超の人気グループ『禁断ボーイズ』のメンバーでした。
「モーリー」の相性で知られており、彼の名は知らない人でも「禁断ボーイズ」の名前は聞いたことがあるでしょう。
禁断ボーイズは2022年に解散し、それ以降はモーリー氏も収入を得られなくなったということです。
警察の調査に対して氏は容疑を認めており、動機について「YouTuberをやめて金が稼げなくなった」と語っているといいます。
【参考】「金が稼げなくなった」元人気YouTuber「禁断ボーイズ」27歳男を逮捕 女性になりすまして売春あっせん|Yahoo!JAPANニュース
(言い逃れが難しい状況という可能性もありますが、モーリー氏も含めて全員が正直に容疑を認めている点には、更生の可能性も感じられます)
著名人の逮捕といえば、芸能人の薬物関係が特に話題になりますが、YouTuberの「淘汰の時代」が来たことで、今後は有名なYouTuberの方々でも、このような報道が再び起こる可能性があります。
【2/5】女性に暴行&殺人未遂・逃亡中もアプリを続けて使用(米オレゴン州)
【参考】「非常に危険な人物」マッチングアプリ使用しながら逃亡…女性暴行の残忍な容疑者 米・オレゴン州|Yahoo!JAPANニュース
2023年2月5日報道。
アメリカ北西部・オレゴン州の事件ですが、現地の警察が「非常に危険な人物」と語る悪質な容疑者で、日本のメディアでも広く取り上げられています。
事件が発生したのは、2023年1月24日。
容疑者の男性、ベンジャミン・フォスター(36歳)は、マッチングアプリで知り合った女性の自宅を訪れ、その自宅で女性を縛って監禁。
女性が瀕死の状態になるまで残忍な暴行を加えました。
通報で駆けつけた警察が女性を発見し、女性は病院に運ばれたものの現在も重体。
一命はとりとめたため「殺人未遂・誘拐暴行」の容疑でフォスター容疑者が指名手配されました。
2日後の26日に警察は一度容疑者を発見したものの、容疑者は逃亡。
その付近で2人の男性が鈍器で殴られ死亡しているのが発見されました(フォスター容疑者の犯行と見られています)。
通常はこのまま遠くに逃げるところですが、容疑者はさらに被害者女性の自宅に戻り、女性の自宅に潜伏。
これが目的行元によって明らかになり、31日に警察が容疑者が潜伏する女性宅を包囲しました。
中から銃声が聞こえたため、警察が踏み込んだところ、床下で倒れている容疑者が見つかったということです。
(おそらく銃で自殺を図ったものと見られます)
容疑者は病院に運ばれたものの、その後に死亡しました。
最初の女性への暴行・殺人未遂だけでも凶悪ですが、逃亡中に2人の男性を殺害し、さらにまた女性宅に戻ってくるという点が、警察から「非常に危険な人物」とコメントされた理由でもあるでしょう。
(被害者女性が自宅に戻っていたら、再び監禁し、人質に取るつもりだったと思われます)
そして、このフォスター容疑者は逃亡中もマッチングアプリを利用しており、事件を知らずに別の女性が容疑者と会ったら、さらなる被害者が出ていた可能性があります。
このため、容疑者の逃走中も、警察は容疑者のアプリ使用について、マッチングアプリのユーザーへの注意を呼びかけていました。
なお、フォスター容疑者は過去にも女性に対する暴行容疑で、2回の有罪判決を受けています。
そのうち1名の女性は2週間監禁され、脱出して保護された時には肋骨が7本折れ、顔も含めて全身に怪我があったといいます。
日本でここまで危険な人物と遭遇することはめったにありませんが、特にアメリカなどの海外でマッチングアプリを使う時は、くれぐれも慎重に利用するようにしてください。
マッチングアプリで殺される確率
「マッチングアプリで出会うと、殺されるかもしれない…」という心配をしている人も、少なからずいるだろう。
この心配に答えを出すと、そういう事件が起きたのは「過去10年で5件」といえる。
(つまり、2年に1回、膨大な利用者の中から1人が犠牲となる)
ここでは、このように「10年で5件」といえる理由を説明する。
該当する事件(5件)
「マッチングアプリで殺される確率」に該当する殺人事件は、以下の5件である。
カテゴリ・事件名 | 件数・時期 |
---|---|
兵庫県女性絞殺遺棄事件 | 2021年11月 |
大阪民泊バラバラ殺人事件 | 2018年2月 |
婚活サイト強盗殺人事件 | 13年3月 |
栃木出会い系殺人・死体遺棄事件 | 15年6月 |
池袋ホテル「パパ活」殺人事件 | 2022年1月 |
マッチングアプリ・出会い系サイトが関わる殺人事件は、以下のように14件ある。
マッチングアプリの殺人事件・日本&海外の14例―出会系サイトの事例含む
しかし、以下の事件は除外した。
- マッチングアプリ・出会い系が原因ではないもの
- 加害者が明らかに特殊なもの(木嶋佳苗事件)
- 殺されたのが、虐待された3歳児であるもの
- 海外のもの
これらを除外すると「5件」となった。
「マッチングアプリで出会うと、殺されるのではないか?」という不安に該当する事件は、2013年~2022年までの10年間(※)で、5件のみということである。
(※こうした年数のカウントは、一見9年の期間が10年になる)
以下、それぞれの事件の概要と、出会った後「どのように殺害されてしまったのか」をまとめる。
兵庫県女性絞殺遺棄事件
「マッチングアプリで出会って殺される」という心配に、一番近いのはこの事件である。
そう言える理由は、下のとおりである。
- 加害者が外国人でなく、日本人
- 女性は独身で、おそらく結婚を意識していた
- 男性は既婚者で、女性を騙していた
- 女性の妊娠で、焦った男性が女性を殺害した
つまり、
- 日本人同士
- 健全な出会い(のはずだった)
- 被害者側に一切非がない
という事件である。
このため「マッチングアプリで出会って殺される」という、シチュエーションに、最も当てはまっているといえる。
これに関しては、女性が「男性が既婚者である」と早期に見抜くことができたら、事件を防げたかもしれない。
マッチングアプリでの既婚者の見抜き方は、下の記事で紹介している。
マッチングアプリに潜む既婚者の特徴と判別ポイント15選!対処法も紹介
大阪民泊バラバラ殺人事件
この事件も「マッチングアプリで殺された」事件の中で、最も有名なものである。
事件は以下の経緯で発生した。
- 被害者女性が、Tinder(ティンダー)で外国人男性と出会った
- 男性が日本まで来て「女性の家に行く」という
- 女性が「それはできない」と断り、男性がいる民泊まで会いに行った
- その民泊で首を絞めて殺害された
これも、女性の側に一切非がなく、防ぐのが難しかった事件である。
強いていうなら、国内在住でない旅行者の外国人男性にはリスクがある。
事件を起こした後、すぐに帰国すれば逮捕されにくいためだ。
外国人男性と出会うのであれば、旅行者は避ける方が安全といえる(そうなると、外国人に冷たい日本と思われてしまいそうだが)。
この事件の詳細は下の記事にまとめている。
マッチングアプリ・Tinderの事件|大阪民泊外国人・兵庫県女性殺害事件婚活サイト強盗殺人事件
厳密には、マッチングアプリではなく婚活サイトで起きた事件である。
- 67歳の被害者男性と、42歳の加害者女性が知り合った
- 男性と女性は交際していた
- ↑(男性は結婚するつもりだったと思われる)
- 女性は男性に、1,000万円以上の借金をしていた
- 女性は別の男性(48歳)と親密な関係だった
- この男性と共謀し、67歳の被害者男性を殺害した
という経緯である。
マッチングアプリではなく婚活サイトだが、これも「マッチングアプリで殺された」事件に近い。
この事件は、後に紹介する「木嶋佳苗事件」にも通じる。
男性が60代前後になり、40代などの年下女性が近づいてきたら、お金目当てを疑うべきと考えた方がいいかもしれない。
(外国人の件といい、どんどん人を疑うしかなくなってしまうが…)
栃木出会い系殺人・死体遺棄事件
これは「出会い系サイトで出会って殺された」事件である。
- 加害者は2人いる(男女)
- その2人が、まず出会い系サイトで出会った
- その後、被害者も出会い系サイトで2人と出会った
といういきさつである。
被害者女性は熱心な働き者で、21歳にしてすでに800万円の貯金をしていた。
(居酒屋や男性を接客する店舗など、複数の店舗で働いていた)
800万円は「自分の店を持つ」ために蓄えたものだったが、その資金に目をつけられ、加害者の石崎康弘容疑者(42)・手面真弥容疑者(25)の2名に殺害されてしまったという。
池袋ホテル「パパ活」殺人事件
2022年1月に大きな話題となった事件である。
- 被害者男性(82歳)は、マッチングアプリで「パパ活」をしていた
- 加害者女性(24歳)とも、当日そのパパ活で出会った
- 男性がシャワーを浴びている隙に、女性が現金を盗もうとした
- それに気づいた男性と揉み合いになり、女性がカッターで男性を刺し、殺害した
- ↑(と警察はみている)
このような流れで、もし女性が男性に見つからなければ「窃盗事件」となっていた可能性もある。
この事件について「パパ活」という男性側の行動をネガティブに考える人もいるかもしれない。
ただ「シャワーを浴びている隙に現金を盗まれる」というのは、普通の恋愛として(マッチングアプリで)出会ったとしてもあり得る。
(実際、下の記事で紹介するように数件起きている)
マッチングアプリの事件|窃盗・強盗・ぼったくり・不正勧誘・悪徳商法等24例このため、シャワーを浴びる際は常に貴重品を浴室の中に持っていくようにしたい。
除外した事件(9件)
「マッチングアプリで起きた殺人事件」とされるものでも、今回6つの事件は除外した。
「実はマッチングアプリが関係ない」「3歳児の虐待死で、多くの人が想像する『殺される』ケースとは異なる」などの理由である。
また、アメリカで起きた以下の3事件も除外した(銃社会のアメリカと日本では、殺される確率が全く異なるため)。
- 米トランスジェンダー殺人事件
- 米国クリスマス地下室殺人事件
- バージニア州女性連続殺害事件
除外した事件について、それぞれの理由を説明していく。
マッチドットコム・木嶋佳苗事件
- 平成を代表する連続殺人事件の一つ
- 「首都圏連続不審死事件」として有名
- 木嶋死刑囚との結婚を意識していた男性らが被害者
- 被害者は12名におよび、木嶋被告が男性らから詐取した総額は数億円にのぼる
この事件は、マッチドットコムで出会って殺された、という点では「マッチングアプリで出会って殺された」ものである。
(当時はアプリではなくサイト)
ただ、それでも除外したのは「木嶋死刑囚は例外」であるためだ。
- 彼女は「別格」の犯罪者である
- 使ったツールがたまたまマッチドットコムだっただけ
- 彼女なら、掲示板でも結婚相談所でも、同様の事件を起こしていたと考えられる
木嶋死刑囚の特別な存在感、実行力、なぜか男性を惹きつける魅力は、あらゆる場所で長年にわたり論じられている。
【参考】木嶋佳苗死刑囚と『週刊新潮』デスクの結婚が示した死刑囚と「家族になる」ことの意味|Yahoo! JAPANニュース
よって、この事件は「マッチングアプリが原因で起きたものではない」と考え除外した。
(木嶋被告と遭遇すれば「職場が一緒だった」などの理由でも、被害に遭っていた可能性が高い)
豊洲タワーマンション3歳児虐待殺害事件
この事件では「マッチングアプリで出会った交際相手」の男性に、女性が3歳の子供を殺害されてしまった。
経緯は「マッチングアプリで起きた殺人事件」といえる。
ただ「マッチングアプリで出会って殺される」という心配とは、少し性質が異なる。
多くの人が心配するのは「自分が殺される」ことだろう。
この事件以後は「子供が殺されるかも」と心配する、シングルマザーの女性・シングルファザーの男性もいると思われる。
ただ「マッチングアプリで殺される」という一般的なイメージとは相違があるため、ここでは除外している。
滋賀県同居男性虐待殺害事件
まず、この事件はマッチングアプリが原因ではない。
- 加害者がマッチングアプリを使っていただけ
- 被害者とアプリで出会ったわけではない
- 被害者と加害者は、もともと家族ぐるみの付き合いがあった
という背景だ。
そのため、厳密には「マッチングアプリが関係ない」事件なのである。
ただ、マッチングアプリの事件とされているのは、以下の2つの理由による(といえる)。
- 加害者女性(54歳)のプロフィール写真のインパクトが強烈だった
- 被害者男性と加害者が出会った「いきさつ」が、男性にとっても少々複雑なものだった
- ↑(男性のプライバシーを考えると、記事の情報を書く側も詳しく書きづらい)
この点は、フライデーが詳しく掘り下げた非常にリアルな報道をしている(新聞社ではできない報道であり、大手週刊誌の存在意義といえる)。
【参考】55歳女性が25歳男性を殺害した事件で判明「衝撃不倫の過去」|フライデー
一読すると「確かに書きづらい」と感じるだろう。
本当の「出会ったいきさつ」が、これで知られなくなり「マッチングアプリ」の方が独り歩きしていったわけである。
(絶対そうと断言できるものではないが、この可能性は非常に高いと編集部は考える)
この事件の詳細は、下の記事でまとめている。
滋賀県のマッチングアプリ事件|愛荘町同居男性虐待殺害事件大阪3歳児熱湯虐待殺害事件
続いて2つ目の「3歳児虐待」の事件だが、この加害者男女は出会い系アプリで出会っている。
(母親と交際相手の男性)
ただ、これは「出会い系アプリのせいではない」といえる。
- 子供の虐待死の報道は、他にも多数ある
- こうした親は、どこで出会っても虐待をする
- このケースではたまたま出会い系アプリだっただけ
ということである。
実際、母親(行歩寿希容疑者・23歳)を知る人々の反応を『文春オンライン』が以下のように報じている。
行歩容疑者の地元の友人たちは、「寿希ならやりかねない。全く意外ではなかった」と口をそろえた。
《大阪府3歳男児“熱湯虐待”殺害》「施設にいた頃も3歳の子を蹴ったり、引きずり回したり…」「高校時代は友人たちの“金ヅル”」 逮捕の母が苛まれていた“孤独”
別の文春オンラインの取材でも、やはり以下のようなコメントが見られる。
寿希はとにかく男が『やれ』と言えば、何でもやってしまうような性格でした。
(中略)
たとえ愛する我が子であっても、男がやるのであれば虐待を止めない姿は容易に想像がつきます。
《大阪3歳男児“熱湯虐待”殺害》逮捕の母が抱えた“男性依存”という闇 「とにかく男が『やれ』と言えば何でもやってしまう性格でした」
「男性の指示であれば何でもやってしまう」という特性からも、行歩容疑者は出会うきっかけが出会い系アプリでなくても、同様の事件を起こした可能性があるといえる。
(ちなみに、この交際相手の男性だけに「ぞっこん」だったわけではない。容疑者は育った環境が複雑だったこともあり、かなりの寂しがり屋で、女性・男性を問わず、常に誰かに依存する傾向が見られたという)
容疑者の生い立ちを考えると同情の余地も相当にあるのだが、こうした事情から「出会い系アプリが原因の事件ではない」と編集部は判断した。
(そのため「マッチングアプリで殺されるリスク」からは除外している。また、そもそも殺された子供はマッチングアプリを使っていない)
群馬・自殺志願女性強盗殺人事件
この事件は「マッチングアプリで殺された」事件ではない。
- 加害者の男女2名は、マッチングアプリで知り合っていた
- しかし、被害者と知り合ったのはSNS
- 被害者は自殺志願で「死にたい」というやり取りからSNSで出会った
つまり、マッチングアプリが登場はするのだが、被害者が殺害されてしまった原因は、SNSにあるものだ。
もちろん、一番の原因は「被害者に自殺願望があった」ことと、被害者をそのように追い詰めてしまった社会の環境である。
ただ、マッチングアプリが原因でないことは明らかである。
保育士男性・別荘女性遺体遺棄事件
この事件も「マッチングアプリの殺人事件」とされがちだが、マッチングアプリの事件ではない。
- 加害男性がマッチングアプリを使っていただけ
- 被害者女性は、マッチングアプリを使っていない
- 男性は、街中で偶然女性を見つけて尾行した
- そのまま女性の自宅に侵入し、女性を殺害した
という内容である。
通り魔的な殺人事件であり、明らかにマッチングアプリは関係がない。
(下のデイリー新潮の記事の見出しのとおりである)
そのため、ここでは除外している。
【参考】別荘に女性を埋めた保育士、女児にわいせつの“余罪” マッチングアプリで女性漁りの痕跡も|デイリー新潮
2021年のマッチングアプリ・出会い系関連の事件
2021年にマッチングアプリ・出会い系サイトが関連して起きた事件の件数は、編集部が把握している範囲では「63件」です。
月別の件数は以下のようになっています。
- 月か件数をタップすると、その月の事件の一覧にジャンプします
- 各月の事件一覧で「分野」をタップすると、その分野の事件一覧のページにジャンプします
- (たとえば「殺人」なら下のページにジャンプします)
月 | 件数 | 月 | 件数 |
---|---|---|---|
1月 | 2件 | 2月 | 2件 |
3月 | 3件 | 4月 | 4件 |
5月 | 2件 | 6月 | 6件 |
7月 | 11件 | 8月 | 7件 |
9月 | 7件 | 10月 | 7件 |
11月 | 8件 | 12月 | 4件 |
1月(2件)
事件 | 分野 |
---|---|
麻布マンション強制猥褻事件 | 性犯罪 |
飲酒運転誘導当たり屋恐喝事件 | 窃盗・傷害等 |
2月(2件)
事件 | 分野 |
---|---|
歌舞伎町女子高生接客バー摘発事件 | その他 |
奈良・女子中学生誘拐事件 | その他 |
3月(3件)
事件 | 分野 |
---|---|
「投資商品を購入するだけで稼げる」自称アジア系女性、40代男性から330万円詐取(佐賀) | 詐欺 |
滋賀県デザイナー準強制性交事件 | 性犯罪 |
JK・JD児童&リベンジポルノ製造事件 | 性犯罪 |
4月(4件)
事件 | 分野 |
---|---|
婚活アプリ45股詐欺事件 | 詐欺 |
韓国人男性投資詐欺事件 | 詐欺 |
佐賀30代女性・自称韓国人男性から2,400万円詐欺被害 | 詐欺 |
Omiai個人情流出事件 | その他 |
5月(2件)
事件 | 分野 |
---|---|
名古屋小学校教諭児童買春容疑⇒不起訴 | 性犯罪 |
30代女性2名ホテル現金窃盗事件 | 窃盗・傷害等 |
6月(6件)
事件 | 分野 |
---|---|
米トランスジェンダー殺人事件 | 殺人 |
台湾人女性FX3000万詐取事件 | 詐欺 |
自称商社部長・航空券詐取事件 | 詐欺 |
北海道小学教諭中学生淫行事件 | 性犯罪 |
20代男女・知人の18歳未満少女に売春強要、39万円を脅し取る・秋田 | 性犯罪 |
大阪・ネカマ男性3名強盗事件 | 窃盗・傷害等 |
7月(11件)
8月(7件)
事件 | 分野 |
---|---|
ビットコイン900万円詐取事件 | 詐欺 |
会員数千人投資スクール・マルチ商法で十数億円被害・福岡 | 詐欺 |
横浜・高校生女子の裸を撮影し脅迫、性的暴行 | 性犯罪 |
京都西京区・女子高校生自宅に誘い強制性交致傷 | 性犯罪 |
ローザンヌ入賞バレエダンサー事件 | 性犯罪 |
長野県職員児童買春・17歳少女に現金10万円渡す・罰金70万 | 性犯罪 |
ペアーズ2万4000円窃盗事件 | 窃盗・傷害等 |
9月(7件)
事件 | 分野 |
---|---|
「カード紛失」278万円詐取事件 | 詐欺 |
就活マッチングアプリ暴行事件 | 性犯罪 |
新潟睡眠薬わいせつ略取事件 | 性犯罪 |
検察官強制わいせつ事件 | 性犯罪 |
ネカマ出会系売春斡旋事件 | 性犯罪 |
パパ活3500万連続窃盗事件 | 窃盗・傷害等 |
無断で中絶薬投与、交際相手の20代女性流産・福岡 | その他 |
10月(7件)
事件 | 分野 |
---|---|
高齢男性退職金3億円詐取事件 | 詐欺 |
ボイチェン暗号通貨詐欺件 | 詐欺 |
仮想通貨1000万円詐取事件 | 詐欺 |
20代男女2名・投資詐欺で150人から2億円以上詐取 | 詐欺 |
インド男性外人女性暴行事件 | 性犯罪 |
滋賀元政党事務局長乱暴事件 | 性犯罪 |
大阪・AV出演違法勧誘事件 | その他 |
マンションで大麻を住み込み栽培・アプリでメンバー集める・福岡 | その他 |
11月(8件)
事件 | 分野 |
---|---|
大阪3歳児熱湯虐待殺害事件 | 殺人 |
兵庫県女性絞殺遺棄事件 | 殺人 |
外国籍女性によるFX投資2200万円詐取事件 | 詐欺 |
兵庫県480万円詐取事件 | 詐欺 |
熊本・自称農業男性が同居女性に売春斡旋 | 性犯罪 |
女性の顔面殴り1週間の怪我、現金43万円奪う・大分 | 窃盗・傷害等 |
出会系アプリで知り合った男女が3歳児を虐待し殺害・福岡 | 窃盗・傷害等 |
京都府職員マルチ違法勧誘事件 | その他 |
12月(4件)
事件 | 分野 |
---|---|
元SKE48・山田樹奈被告投資詐欺250万円詐取 | 詐欺 |
広島県警装いLINE、女性にいやがらせ | 詐欺 |
岩手・空自隊員18歳未満少女と複数回性行為 | 性犯罪 |
札幌・20代女性巡査男性傷害 | 窃盗・傷害等 |
参考資料:読売新聞データベース
「マッチングアプリ」の記事(98件)
ヨミダスでは、過去の読売新聞の記事をすべて検索できます。
ここで「マッチングアプリ」と検索すると、過去20年で138件の記事がヒットします。
(見出しはもちろん、本文に「マッチングアプリ」の単語がある記事が、すべてヒットして138件です)
ここから、他ジャンルのマッチングアプリやコラムなど、事件報道でないものを除外しました。
除外すると98件になり、下の記事ですべての見出し・日付・紙面などをまとめています。
マッチングアプリの事件一覧(読売新聞データベース98件)「出会い系」の記事(283件)
ヨミダスで「出会い系」と検索すると、過去30年で6,780件の記事がヒットします。
(見出しはもちろん、本文に「出会い系」の単語がある記事が、すべてヒットして6,780件です)
下の記事では、その中の283件を一覧にしています(今後さらに追加していきます)。
出会い系サイト・出会系アプリの事件一覧(283件・2001年~2022年)マッチングアプリで事件に遭わないための9項目
それでは、最後にマッチングアプリで事件に遭わないためにはどうすればいいのか、おさらいしておきましょう。
マッチングアプリで事件に遭わないために意識するべきポイントを、9個に厳選して紹介しておきました。
- 月額課金型のアプリを利用する
- 一般層にも知られた有名なアプリを利用する
- 写真がイケメンすぎるor可愛すぎるのは要注意
- プロフィール文章に不自然な点が多い
- メッセージで会話が噛み合わないならブロック
- 連絡先を簡単には教えない
- お金関係の話題は必ず避ける
- 初デートは必ず人通りの多いところで
- もしものときは警察に連絡する
マッチングアプリの事件は、事前にある程度対策を立てることは可能です。
これら9つのポイントを意識して、できるだけ怪しい人物には近づかないようにしましょう。
まとめ:マッチングアプリ・出会系サイトの事件
今回紹介したとおり、マッチングアプリや出会い系サイトを通した出会いでは「殺される・詐欺に遭う」などのリスクもあります。
全ての被害者の方々に落ち度は一切ないという前提でお話しすると、特に詐欺については「手口を事前に多く知っていることで、未然に被害を防げる確率」も高まります。
そのような「事件を未然に防ぐための知識」として、当記事がお役に立てたら幸いです。
そして、記事中でも紹介してきたとおり、最も監視体制が徹底しており、犯罪の被害に遭いにくいマッチングアプリの代表として、ペアーズがあります。
タップルは国内最大規模のアプリであり「マッチングアプリとはどのようなものか」という雰囲気を、最もつかみやすい点でもおすすめできます。
アヤ
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